- Daisuke A
宣材資料の撮影と費用
実際に海外と日本で活躍したモデルのダイスケAが、講師の経験も含めて『モデルになる方法』として解説している人気のブログ。モデル総合情報のサイトから抜粋♪
事務所に所属する際の問題点として、1つをもう少し細かく述べておきます。
芸能もモデル事務所にしても、とりあえず宣伝材料となる写真は必ず必要となります。
この費用に関して、判断はとても難しいのが事実です。
海外ではペイテストと言って、モデルが費用を支払って撮影してもらう事(2~33カットで3~4万円)が一般的だったりするのですが~日本ではかなり事情が違います。ほとんどのモデルが撮影で費用を支払う様な経験をしていないのが事実であり、最近のSNSではカメラマンがモデルにバイト代を支払って撮影したりする事もしばしばありますね。
そもそも近年のモデル業界ではコンポジットやブックをかなり軽視している現状があり、写真のレタッチが原因でもありますが、世界に進出を考えた場合は絶対に無しです。これ等については別で述べます。
しかし、事務所に所属する際は大きく事情が違います。
そもそも相場や現状を知らない段階で、相談できる人も少ないはず……。それでも宣伝材料が必要なのです。写真の質と内容に関する判断はとても難しく、目的用途と内容で費用を精査するには経験と知識が必要です。
新人に向けて簡易で的確なアドバイスをするならば~
親切でまともな事務所である場合、ちゃんと新人を育てるためにも無理はさせず、写真を撮られる練習も兼ねた意味合いで何回か費用の安い撮影機会を提示するはずです。1回1~2万円が目安です。
これに反するのですが、新人時代が重要だからこそしっかりしたレベルの撮影をしておくべきだとの意見もまた、間違っていないので難しい……。しかしそうであればこそ、しっかりした戦略に伴った撮影を組む順序を踏んでいるかが判断材料です。
昔と違い、デジタルの撮影費用はかなり抑えられるようになりましたので~先ずの新人前は、安い費用で練習する目的がベターであると私は考えます。
私の経験上で言う個人的見解ですが~
練習の撮影はしっかりした宣材に成るとは言えません!ちゃんと様々な事を理解し、自分の設定キャラクターを磨いた後、その戦略に伴った宣材を揃えて新人時代に突入する!
新人時代こそが最大のチャンスなのだからこそ、しっかり準備して突入すべきだと想います!
厳しい事実ですが、新人時代に将来のモデル仕事幅や方向性が勝手に決まってしまう現状があります。これは自然な淘汰として間違っているとは言えません。しかし、後々にモデル仕事の幅を広げようとした時に、なかなかの苦戦と労力を要します。
ちなみに、数々のモデルを観てきましたが~事務所との契約年数にはバラツキがあります。とは言え1~3年が一般的ですが、若い世代の1年は重いですよね……。
事務所の意向とは反する余計なアドバイスですが、短期ならば今に見合った速攻型かとりあえずの様子見であり、長期なら長い目で育てる意向があると言えます、あえて詳細の説明はやめておきます。
ただ、ここ近年の若者所属者は諦めが早いので~事務所が本人の意向や姿勢を見極めている期間があると知っておいても損はないかもしれませんw
さて、宣材撮影の費用についてでしたが~残念ながら明確なアドバイスは難しいです。上記に述べた事などを最大限に考慮して判断するしかありません。
速攻型でないのなら、焦らずにしっかりと磨いて準備してから新人時代に突入すべきだと想います。
問題発言ですがハッキリと個人的見解を述べておくと、所属したばかりの新人に7万を超える撮影を勧めるような事務所はダメです!撮影のカット数が多くてスタジオ撮影としてもです。私も高い撮影を組む事はありますが、新人向けではなく、それなりの理由があるからこそです。ちゃんとカメラマンとの関係があり、新人育成を考えているのであれば~それはありませんw
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