- Daisuke A
サラの鍵
これはこれまでとはちょっと違った角度で考えさせられる映画でした。 舞台の背景はユダヤ人のお話。誰もが知っている戦時中にあったユダヤ人への迫害。ドイツとかの話ではなく、フランスも戦時中に多少なりの事があった事実にそっての物語展開です。 ごく普通の幸せそうな家族が祖父母達の思い出あるアパートに移り住み改装を始める所から物語は始まります。同時にライターであった妻はフランスが認めた戦時中の事を探求し始めるのですが、その戦時中とは自分達の祖父母の時代でありつつ、両親達の幼少時代でもあるのです。昔を追っている最中に浮かんだ疑問は、祖父母の思い出詰まるアパートは、その頃にユダヤの人が住んでいたのではないか? 奇妙な偶然を追ううちに、現代に生きる人と過去に生きた人を結びつけるのです。 過去から影響を受ける現代の人が変わっていく様と理由に、いろいろと考えさせられるのかもしれません♪