モデルの教科書
MODEL TEXTBOOK

モデルを、感覚ではなく
「考えて学ぶ」ための教科書。
モデルの仕事は、
ウォーキングやポージングだけでは成り立ちません。
自分をどう見るのか。
何を武器にするのか。
何を求められているのか。
宣材写真で何を伝えるのか。
なぜ選ばれ、なぜ選ばれないのか。
「モデルの教科書」は、
モデル講師 Daisuke A(安達大介)が、国内外でのモデル経験、20年以上の指導経験、撮影・海外進出支援、そしてブランド側としてモデルを選ぶ経験をもとに、モデルに必要な考え方・知識・技術・戦略を体系化したものです。
単発のノウハウを集めるのではなく、
「何を、なぜ、どの順番で考えるのか。」
そこから学べる教科書を目指しています。
現在、noteにて 7編49章 の体系で連載しています。
モデルの教科書とは?
「モデルの教科書」は、モデルになるためのテクニックだけを集めたものではありません。
ウォーキング。
ポージング。
宣材写真。
オーディション。
ファッション。
海外挑戦。
これらは、もちろんモデルに必要な要素です。
しかし、技術だけを覚えても、
自分に何が必要なのかを判断できなければ、使い方を間違えます。
同じモデルでも、素材も、目指す仕事も、所属する事務所も、求められる役割も違います。
だから「モデルの教科書」では、
何をするかより先に、なぜそれをするのかを考えること。
そして、
自分の場合は何が必要なのかを判断できるようになること。
そこを重視しています。
モデルに必要なのは、技術だけではない
モデルという仕事は、外見だけで決まる仕事でもありません。
人として仕事を任せられるか。
自分自身を理解できているか。
求められているものを読み取れるか。
自分の素材をどう使うか。
必要な知識や技術を、目的に合わせて選択できるか。
こうした複数の要素が重なって、モデルとしての評価につながっていきます。
そのため「モデルの教科書」では、モデルに必要なものを大きく整理し、
人間力
自分磨き
専門知識・技術・戦略
という三本柱から考えています。
さらに、その全体を通して必要になるのが、
「自分を客観的に見る力」
です。
正解を覚えるためではなく、判断できるようになるために
モデルの世界には、
「こうすれば必ず売れる」
「このポーズが正解」
「この写真を撮れば所属できる」
という、一つの答えがあるわけではありません。
仕事や市場が変われば、求められるものも変わります。
だから必要なのは、答えを丸暗記することではなく、
自分の現在地を知り、目的を決め、必要なものを選び、試し、結果を見て修正すること。
「モデルの教科書」は、そのための判断材料を整理することを目的としています。
読むことで誰かの答えをそのまま真似するのではなく、
自分で考えられるモデルになる。
そのための土台をつくることが、「モデルの教科書」の役割です。
なぜモデルの教科書を作るのか?
モデルについて学ぼうとすると、たくさんの情報が見つかります。
ウォーキング。
ポージング。
オーディション。
宣材写真。
体型づくり。
ファッション。
SNS。
海外挑戦。
一つひとつの情報は見つかっても、
「自分は今、何から学べばいいのか」
「なぜ、それをやる必要があるのか」
まで整理されていることは多くありません。
知識があっても、順番を間違える
モデルに必要なことは、一つではありません。
しかし、必要なことを全部同時に始めればいいわけでもありません。
宣材写真を撮る前に考えるべきことがあります。
ウォーキングを練習する前に、自分がどんなモデルを目指すのかを考える必要があります。
海外へ挑戦する前には、現在の素材や写真、経験、戦略を確認する必要があります。
大切なのは、
何を知っているかだけではなく、何をどの順番で使うのか。
その順番を整理するために、「モデルの教科書」を作っています。
20年以上、現場で伝えてきたことを残す
Daisuke A(安達大介)は、モデルとして活動する一方、2003年頃からモデルの新人教育や海外進出指導に携わってきました。
その中で、同じことを何度も説明してきました。
なぜ、その写真では足りないのか。
なぜ、その練習が必要なのか。
なぜ、今は海外へ行く段階ではないのか。
なぜ、本人が魅力だと思っている部分と、相手から見た評価が違うのか。
こうした内容は、一回のレッスンだけで終わるものではありません。
そこで、これまで現場で伝えてきた考え方を整理し、
誰でも後から読み返し、確認できる形に残す。
そのために「モデルの教科書」として体系化しています。
経験談を、そのまま正解にはしない
「自分はこうして成功したから、あなたも同じことをすればいい。」
それだけでは、教科書にはならないと考えています。
モデルは一人ひとり違います。
時代も、市場も、仕事も変わります。
だから「モデルの教科書」では、Daisuke A自身の経験をそのまま答えとして押しつけるのではなく、
その経験から、何を判断材料として取り出せるのか。
そこまで整理することを重視しています。
成功した経験も、失敗した経験も、
教えてきた経験も、選ぶ側になって見えたことも。
それらを一つずつ分解し、再び使える知識として組み直していく。
それが、「モデルの教科書」を作る理由です。
6段階フレームワーク
経験年数ではなく、
到達した状態で考える
「モデルの教科書」では、モデルの成長を経験年数だけでは判断しません。
モデル歴が1年だから初心者。
5年活動しているから上級者。
必ずしも、そうとは限らないからです。
長く活動していても、宣材写真の考え方や仕事ごとの違いを理解できていない場合があります。
一方で、活動期間が短くても、自分の素材を理解し、必要な準備を進め、次の段階へ進める状態になっている人もいます。
そこで「モデルの教科書」では、経験した年数ではなく、
「今、何ができているのか」
「何を理解しているのか」
「次に何へ進める状態なのか」
によって成長段階を考える6段階フレームワークを使用しています。
年数ではなく「現在地」を見る
重要なのは、自分がモデルを始めて何年目なのかではありません。
自分の素材を理解できているか。
仕事の違いを理解できているか。
必要な宣材を用意できているか。
自分で課題を発見できるか。
次の仕事や市場へ進む準備ができているか。
こうした「到達している状態」を確認することで、自分の現在地を判断します。
全員が同じ練習をする必要はない
現在地が違えば、必要な課題も変わります。
まだ自分の特徴を把握できていない人に、海外進出の戦略を教えても順番が違います。
反対に、すでに現場経験があり、宣材や仕事の方向性まで整理できている人に、最初から同じ基礎だけを繰り返しても十分ではありません。
だから、
現在地を確認する → 次に必要なものを決める
という順番で考えます。
6段階フレームワークは、モデルを順位づけするためのものではありません。
「今の自分には、次に何が必要なのか」を判断するための地図です。
次の段階へ進むために学ぶ
「モデルの教科書」の目的は、段階の数字を上げることではありません。
重要なのは、
自分の現在地を知り、
足りないものを確認し、
必要な知識や技術を身につけ、
次へ進める状態をつくること。
そのために、モデルの成長を6つの段階として整理しています。
経験年数ではなく、到達した状態から考える。
これが、「モデルの教科書」における6段階フレームワークの基本的な考え方です。
7編49章
モデルの教科書の全体構成
「モデルの教科書」は、単発の記事を思いついた順番に並べているものではありません。
モデルに必要な考え方・知識・技術・戦略を整理し、全体を7編49章の構造で設計しています。
人として仕事をするための土台から始まり、自分自身を整え、モデルという仕事を理解し、技術を身につけ、宣材写真を設計・撮影・活用するところまで。
モデルとして活動する流れを、大きく7つに分けています。
第1編|人間力
モデルである以前に、仕事をする人として必要になる土台を扱います。
仕事に対する姿勢。
環境のつくり方。
目標と反省。
確認や質問。
責任や他者との関係。
外見やモデル技術だけでは補えない、仕事を続けていくための基礎です。
第2編|モデル式の自分磨き
自分の素材を知り、整えるための編です。
身体、髪、肌、服、姿勢、生活習慣などを、単純な「きれいになる方法」としてではなく、
自分には何が必要なのか
という視点から考えます。
モデル志望者だけでなく、一般女性向けレッスン「モデル式の自分磨き」とも深くつながる領域です。
第3編|モデルという仕事
モデルという仕事そのものを理解するための編です。
モデルは何を売っている仕事なのか。
広告とファッションでは何が違うのか。
モデル事務所は何をする場所なのか。
仕事やオーディションでは何を見られるのか。
海外へ挑戦するとはどういうことなのか。
技術を学ぶ前に、どんな仕事に参加しようとしているのかを理解します。
第4編|ウォーキング・ポージング
モデルとして身体を使うための技術を扱います。
ウォーキング。
ポージング。
立ち方。
身体の使い方。
表情や目線。
衣装や商品、共演者など、本番条件による調整。
形だけを覚えるのではなく、
何を見せるために、その身体の使い方をするのか
まで考えます。
第5編|宣材写真Ⅰ 設計する
宣材写真を撮る前の設計を扱います。
宣材写真は何のためにあるのか。
究極の2枚。
コンポジット5枚。
ブック12〜16枚。
1枚の写真に何を入れるのか。
広告とファッションでどう変えるのか。
モデルの段階によって何を変えるのか。
「とりあえず撮影する」のではなく、
誰に、何を伝える写真なのか
を先に決めます。
第6編|宣材写真Ⅱ 撮影する
設計した内容を、実際の撮影へ落とし込む編です。
撮影目的を決める。
締切から逆算する。
身体・衣装・髪・メイクを合わせる。
参考画像や意図を言語化する。
カメラマンやヘアメイクと共有する。
撮影本番で修正する。
良い写真が偶然撮れることを待つのではなく、
必要な写真をつくるために準備する
という考え方を扱います。
第7編|宣材写真Ⅲ 活かす
写真は、撮影したら終わりではありません。
撮った写真をどう診るのか。
何を選ぶのか。
どの順番で並べるのか。
何が足りないのか。
どの市場や仕事に使うのか。
次の撮影で何を修正するのか。
実際の反応を見ながら、写真と自分自身を更新していきます。
宣材写真を撮影物ではなく、モデル活動のための道具として使うための編です。
この7編は、それぞれ独立しているわけではありません。
人間力を土台にする。
自分を整える。
仕事を理解する。
技術を身につける。
写真を設計する。
撮影する。
市場で使い、結果を見て修正する。
そして必要になれば、もう一度前の段階へ戻ります。
モデルの成長は、一度学んで終わる一直線のものではありません。
学び、試し、結果を確認し、修正する。
「モデルの教科書」は、その繰り返しを整理するために、7編49章という構造を持っています。
宣材の3段階
究極の2枚 → コンポジット5枚
→ ブック12〜16枚
モデルは、自分自身について説明する仕事でもあります。
しかし、オーディションやモデル事務所への応募で、長い文章を使って自分を説明することはできません。
そこで重要になるのが、宣材写真です。
「モデルの教科書」では、宣材写真を大きく3つの段階に分けて考えています。
究極の2枚
↓
コンポジット5枚
↓
ブック/ポートフォリオ 12〜16枚
枚数が増えていきますが、単純に「写真を増やせば上級」という意味ではありません。
それぞれに、伝える役割があります。
第1段階|究極の2枚
最初に必要になるのが、究極の2枚です。
基本となる役割は、
1枚目|顔と存在を伝える写真
2枚目|身体と全体像を伝える写真
です。
無所属の人や新人モデルにとって、まず必要なのは、
「この人は、どんな素材なのか」
を短時間で判断してもらえることです。
たくさんの写真で説明する前に、
顔・雰囲気・身体・全体像という基本情報を、2枚で成立させる。
ここが宣材写真の出発点です。
第2段階|コンポジット5枚
次の段階が、コンポジット5枚です。
「モデルの教科書」では、基本構成を
潜在写真 2枚
仕事適性 2枚
自由・戦略枠 1枚
として考えています。
究極の2枚で本人の基本的な素材を伝えたうえで、
「どんな仕事に使えるのか」
「どんな幅を持っているのか」
という情報を加えていきます。
特に仕事適性の写真は、目指す仕事によって変わります。
広告を目指すのか。
ファッションを目指すのか。
同じモデルでも、必要な写真は同じではありません。
そのためコンポジットは、単に「良い写真を5枚選ぶ」のではなく、
5枚全体で、モデルとして何を伝えるのかを設計するもの
として考えます。
第3段階|ブック/ポートフォリオ 12〜16枚
さらに活動が進むと、12〜16枚程度のブック/ポートフォリオへ広がります。
ここでは、単一の印象だけではなく、
モデルとしての幅と再現性
を伝える必要があります。
ただし、写真が12枚あるからといって、究極の2枚が不要になるわけではありません。
むしろ逆です。
ブックが12枚になっても、その中心には究極の2枚があります。
「モデルの教科書」では、この関係を、
12枚は、2枚の6倍ではない。
2枚を核として含んだ全体である。
と考えています。
枚数を増やすことが目的になると、似た写真だけが並ぶブックになってしまいます。
必要なのは、
核となる素材を伝える写真があり、
そこから仕事適性や幅が広がり、
全体として一人のモデルを説明できること。
その構造です。
写真は多いほど良いわけではない
宣材写真で大切なのは、写真の枚数ではありません。
今の自分は、誰に、何を伝える必要があるのか。
そこから必要な写真を考えます。
無所属の人には、まず究極の2枚。
所属後に仕事の幅を伝える段階では、コンポジット5枚。
さらに海外挑戦や仕事の幅・再現性を提示する段階では、ブック12〜16枚。
現在地と目的によって、必要な成果物は変わります。
宣材写真を「撮った写真の中から選ぶもの」ではなく、
目的から逆算して設計するものとして考える。
これが、「モデルの教科書」における宣材の3段階です。
モデルの教科書は、
どこから読めばいいのか?
モデルの教科書は、どこから読めばいいのか?
「モデルの教科書」は、7編49章あります。
だからといって、
第1編の最初から、第7編の最後まで順番に読まなければならない教科書ではありません。
今の自分が知りたいことや、抱えている問題によって、入口を変えることができます。
全体を知りたい人|総合目次から読む
「モデルについて、何を学ぶ必要があるのかを一度整理したい」
そんな人は、全7編49章の総合目次から確認してください。
人間力から始まり、自分磨き、モデルという仕事、ウォーキング・ポージング、宣材写真の設計・撮影・活用まで。
「モデルの教科書」全体を、体系の順番で確認できます。
[7編49章の総合目次を見る]
自分の目的や段階から探したい人
モデルを目指し始めた人と、すでに事務所に所属している人では、必要な記事は同じではありません。
海外挑戦を考えている人と、まず宣材写真を整えたい人でも違います。
そこで、
「今の自分は、何を目的としているのか」
「今、どの段階にいるのか」
から読む記事を探すための案内も設けています。
すべてを読むのではなく、現在地と目的から必要な場所へ入るための読み方です。
[目的・段階別の読み方を見る]
すでに何かが上手くいっていない人|症状から探す
「オーディションに通らない」
「写真を増やしているのに、宣材がまとまらない」
「レッスンを受けているのに、何が成長したのか解らない」
「活動しているけれど、次に何をすればいいのか解らない」
このように、すでに行動していて何か問題が起きている場合は、症状別の逆引き索引から探すことができます。
自分に起きていることを入口にして、関連する編や記事へ進みます。
[よくある失敗例|症状別の逆引き索引を見る]
まだ始めたばかりの人|勘違いから確認する
モデルについて調べ始めたばかりの段階では、
「写真は多いほどいい」
など、そもそもの前提を勘違いしている場合があります。
その状態で行動すると、努力する方向そのものを間違える可能性があります。
そこで「モデルの教科書」には、勘違いから入る逆引きも用意しています。
まだ大きな失敗をしていない人ほど、最初に確認してほしい入口です。
[モデルでよくある勘違いを確認する]
全部読む必要はありません
「モデルの教科書」は、記事数を消化することが目的ではありません。
重要なのは、
今の自分に必要な情報へたどり着くこと。
体系から探してもいい。
目的から探してもいい。
今起きている問題から探してもいい。
自分が勘違いしていないか確認するところから始めても構いません。
必要な記事を読み、実際に試し、結果を確認して、また必要な場所へ戻る。
そのために「モデルの教科書」は、一本道ではなく、複数の入口から使える教科書として設計しています。
モデルの教科書の基本構造
三本柱と客観視
「モデルの教科書」では、モデルに必要なものを大きく3つに分けています。
人間力
自分磨き
専門知識・技術・戦略
この3つが、「モデルの教科書」を構成する基本の三本柱です。
モデルは、ウォーキングやポージングだけを練習すれば完成する仕事ではありません。
仕事を任せられる人であること。
自分自身を理解し、素材を整えること。
そして、その素材を仕事につなげるための専門知識や技術を身につけること。
それぞれが必要です。
1|人間力
モデルも、仕事をする一人の社会人です。
時間を守る。
連絡をする。
相手の話を理解する。
指摘されたことを修正する。
現場で周囲と仕事をする。
どれだけ外見や技術があっても、仕事を任せにくい人では継続的な活動につながりません。
「モデルの教科書」では、こうした仕事をする人としての土台を人間力として扱います。
2|自分磨き
次に必要になるのが、自分自身の素材を理解し、整えることです。
身体。
髪。
肌。
服。
姿勢。
立ち方。
見せ方。
ただし、自分磨きは「とにかく痩せる」「流行の服を着る」といった意味ではありません。
大切なのは、
自分には何があり、何を変える必要があるのか。
そこを理解したうえで、自分の素材を整えていくことです。
人間力と自分磨き。
この2つを合わせたものを、「モデルの教科書」では素材力として考えています。
3|専門知識・技術・戦略
素材が整ったうえで必要になるのが、モデルとしての専門知識・技術・戦略です。
ウォーキング。
ポージング。
宣材写真。
コンポジット。
オーディション。
モデル事務所。
仕事ごとの違い。
ファッションと広告の違い。
海外挑戦。
こうした知識や技術は重要です。
しかし、専門知識だけを増やしても、土台となる素材がなければ十分に機能しません。
そのため「モデルの教科書」では、
人間力 + 自分磨き = 素材力
そして、
素材力 × 専門知識・技術・戦略
という考え方で、モデルとしての成長を整理しています。
客観視は「第4の柱」ではない
そして、この三本柱すべてに必要になるのが客観視です。
客観視は、人間力・自分磨き・専門知識と並ぶ「第4の柱」ではありません。
自分をどう見るのか。
相手からどう見えているのか。
自分の判断と、実際の評価にどれだけ差があるのか。
それを確認するための考え方として、三本柱すべてを貫いています。
言い換えるなら、客観視は「モデルの教科書」全体を動かすOSのようなものです。
自分を客観的に見ることができなければ、
何を磨くのか。
何を学ぶのか。
何を修正するのか。
その判断そのものを間違える可能性があります。
だから「モデルの教科書」では、技術を教える前にも、技術を身につけた後にも、
自分を正しく見ること
を繰り返し扱います。
三本柱を別々に学ぶのではなく、客観視を通してつなげていく。
それが、「モデルの教科書」の基本構造です。
客観視
モデルの教科書全体を貫くOS
「モデルの教科書」で、すべての考え方の土台に置いているのが客観視です。
客観視とは、単純に「自分を冷静に見る」ということではありません。
自分ではどう思っているのか。
他人からはどう見えているのか。
市場では、どのように評価されるのか。
この3つを分けて考えることです。
自分が思う魅力と、相手が見る魅力は同じとは限らない
本人は、
「ここが自分の長所だ」
「この写真が一番いい」
「この髪型が似合っている」
「私はこの仕事に向いている」
と思っているかもしれません。
しかし、モデルの仕事では、最終的に判断するのは自分だけではありません。
モデル事務所。
キャスティング。
ブランド。
カメラマン。
クライアント。
相手が必要としているものと、自分が魅力だと思っているものが一致しないことがあります。
だから必要になるのが、
自分の主観と、相手からの評価を分けて考える力
です。
客観視がなければ、努力の方向を間違える
モデルは努力が必要な仕事です。
しかし、
努力していることと、必要な努力をしていることは同じではありません。
痩せる必要がないのに、さらに痩せようとする。
ウォーキングではなく宣材写真が問題なのに、歩き方だけを練習する。
写真の枚数ではなく方向性が問題なのに、新しい撮影を繰り返す。
海外へ行く準備が整っていないのに、渡航すること自体を目的にする。
こうしたズレは、自分の現在地を客観的に確認できていないと起こります。
そのため「モデルの教科書」では、
行動する前に、まず現在地を確認する。
という順番を大切にしています。
客観視は、第4の柱ではない
「モデルの教科書」には、
人間力
自分磨き
専門知識・技術・戦略
という三本柱があります。
客観視は、それらと並ぶ第4の柱ではありません。
人間力を確認するときにも、
自分磨きをするときにも、
技術を学ぶときにも、
宣材写真を選ぶときにも、
オーディションの結果を検証するときにも、
常に必要になる考え方です。
だから、「モデルの教科書」では客観視を、
全体を動かすOS
のような存在として位置づけています。
「正しく見る」ことから始める
自分を客観的に見ることは、自分を否定することではありません。
できていることも、
足りないことも、
変えられることも、
変えられないことも、
まず事実として見ることです。
そのうえで、
何を残すのか。
何を伸ばすのか。
何を変えるのか。
何を諦めるのか。
を考えます。
モデルとして成長するために最初に必要なのは、何か新しい技術を加えることではない場合があります。
まず、
今の自分を、できるだけ正確に知ること。
そこから、必要な行動を選ぶ。
これが、「モデルの教科書」における客観視の考え方です。
モデルレッスンと
「モデルの教科書」の関係
「モデルの教科書」と、Daisuke A(安達大介)が行うモデルレッスンは、別々のものではありません。
基本となる考え方や知識は「モデルの教科書」で整理し、実際のレッスンでは、それを自分自身に当てはめて実践する。
この2つを連動させています。
「モデルの教科書」で、まず知る
レッスンの時間には限りがあります。
そこで、文章で伝えられる知識や考え方については、できる限り「モデルの教科書」に整理しています。
たとえば、
モデルという仕事は何を求められるのか。
自分をどう客観視するのか。
宣材写真には何が必要なのか。
広告とファッションでは何が違うのか。
撮影前に何を準備するのか。
こうした内容を事前に読んでおくことで、レッスンの時間を「説明を聴くだけ」で終わらせず、実際に考え、試し、修正する時間として使うことができます。
レッスンでは「自分の場合」を考える
記事を読めば、知識を得ることはできます。
しかし、
知識を理解することと、自分に使えることは同じではありません。
たとえば「宣材写真は目的から逆算する」と理解しても、
自分にはどんな2枚が必要なのか。
どの写真を残すべきなのか。
何が足りていないのか。
その答えは、人によって違います。
レッスンでは、「モデルの教科書」で学んだ考え方を、本人の身体、外見、写真、目指す仕事、現在の段階などに当てはめて確認します。
実技は、文章だけでは完成しない
ウォーキングやポージングも、考え方や原則は文章で学ぶことができます。
しかし、
重心がどこにあるのか。
実際にどう歩いているのか。
身体のどこを使っているのか。
表情と身体が一致しているのか。
服を着たときに、どう見えているのか。
こうしたことは、本人が実際に動かなければ確認できません。
だから実技では、
知る → やってみる → 見る → 修正する
という過程が必要になります。
ウォーキングやポージングは、記事を読んで完成するものではなく、身体を使って身につけていくものとして扱っています。
教科書が予習になり、レッスンが実践になる
現在のレッスンでは、「モデルの教科書」の記事を予習として使用する場合があります。
たとえば「プロ視点」では、
外部基準を知る
→ 自分の戦略を決める
→ 結果を言語化して修正する
→ 実技で表現する
という流れで進みます。
「モデル式の自分磨き」でも、事前に記事を読み、その内容を実際の姿勢、服、見せ方、ウォーキング、撮影などへつなげていきます。
つまり、
モデルの教科書=知識・考え方・予習
モデルレッスン=個別判断・実践・検証・修正
という役割分担です。
記事だけでも学べる。でも、同じではない
「モデルの教科書」は、レッスンを受けていない人でも読むことができます。
知識を得たり、自分の考え方を整理したりするために、記事だけを利用することもできます。
一方で、実際のモデルレッスンでは、
自分では気づけない部分を他者から見てもらうこと。
自分の身体で実践すること。
その場で修正すること。
まで行います。
だから「モデルの教科書」は、レッスンの代わりではありません。
逆に、レッスンも「教科書を読まなくても先生が全部教えてくれる場所」とは考えていません。
自分で知り、自分で考え、実践し、確認し、修正する。
その循環をつくるために、「モデルの教科書」とモデルレッスンを連動させています。
誰に向けた教科書なのか?
「モデルの教科書」は、すでにプロとして活動しているモデルだけを対象にしたものではありません。
モデルに興味を持った段階から、事務所所属、仕事の獲得、海外挑戦まで。
さらに、一部の内容はモデルを目指していない人の自分磨きにもつながります。
読む人の現在地によって、必要になる編や記事が変わるように設計しています。
これからモデルについて知りたい人
「モデルになってみたい」
「興味はあるけれど、何から始めればいいのか解らない」
そんな人にとって、最初から必要なのは高度なウォーキングやポージングではありません。
モデルとはどんな仕事なのか。
何を見られるのか。
どんな準備が必要なのか。
モデル事務所とは何をする場所なのか。
まず、仕事そのものを正しく知るところから始めます。
これからモデルを目指す人・新人モデル
モデル事務所への所属を目指している人や、活動を始めたばかりの新人にとっては、
自分の素材を知ること。
方向性を考えること。
宣材写真を整えること。
ウォーキングやポージングを身につけること。
オーディションや仕事について理解すること。
など、土台づくりが必要になります。
「モデルの教科書」では、何となく活動を増やすのではなく、
今の段階で何を優先するべきなのか
を考えるための知識を整理しています。
すでに事務所に所属しているモデル
事務所に所属することは、ゴールではありません。
所属した後には、
どんな仕事を目指すのか。
どんなモデルとして認識されたいのか。
今の宣材写真で何が伝わっているのか。
仕事の幅をどう広げるのか。
という次の課題が出てきます。
この段階では、究極の2枚からコンポジット5枚へ、さらにブックへと宣材を発展させたり、自分の仕事適性を考えたりする内容が重要になります。
海外挑戦・再挑戦を考えているモデル
海外へ行くこと自体を、ゴールにはしません。
どの市場を目指すのか。
その市場で自分の素材がどう見られるのか。
どんな写真が必要なのか。
いつまでに何を準備するのか。
国内での活動とは異なる条件も含めて、逆算して準備する必要があります。
「モデルの教科書」では、海外挑戦を特別な別世界として扱うのではなく、モデルとして成長した先にある一つの段階として考えます。
モデルを目指していない一般女性
「モデルの教科書」のすべてが、モデル志望者だけの内容ではありません。
特に第2編「モデル式の自分磨き」では、
自分を客観的に見ること。
身体や外見を整えること。
髪や服を考えること。
写真から自分の見え方を確認すること。
根拠を持って自分を変えていくこと。
などを扱います。
そのため、モデルになる予定がなくても、
自分自身を知り、外見や見せ方を整えたい女性
が活用できる内容があります。
一般女性向けレッスン「モデル式の自分磨き」とも、この領域が連動しています。
全員が、同じ記事を読む必要はありません
モデル志望者。
新人モデル。
所属モデル。
海外挑戦者。
自分磨きをしたい人。
必要な知識は、それぞれ違います。
だから「モデルの教科書」は、
誰にでも同じ答えを渡すための教科書ではありません。
自分の目的と現在地を確認し、その人に必要な記事を選んで使う。
それを前提に設計しています。
無料記事・有料記事・
メンバーシップの関係
「モデルの教科書」は、すべての記事を同じ形で公開しているわけではありません。
役割に応じて、
無料で読める入口
教科書本体の記事
実際に使うための資料・ツール
に分けています。
無料で読める記事|まず、自分の入口を見つける
「モデルの教科書」を初めて読む人が、いきなり有料記事を購入しなければならないわけではありません。
総合目次や逆引き記事など、教科書への入口になる記事は無料で公開しています。
たとえば、
全7編49章の総合目次
症状別の逆引き索引
モデルでよくある勘違いから探す記事
などです。
まず無料の記事から、
「自分は何を知る必要があるのか」
「どの編を読めばいいのか」
を確認できます。
教科書本体|1記事ずつ読むこともできます
7編49章を構成する「モデルの教科書」本体の記事は、基本的に1記事500円で設定しています。
記事によって価格を変えるのではなく、教科書として同じ体系の中にある知識なので、基本価格を統一しています。
興味のあるテーマだけを選び、
必要な記事を1本ずつ購入して読む
こともできます。
たとえば、
宣材写真について知りたい。
モデル事務所について知りたい。
自分磨きについて知りたい。
広告とファッションの違いを知りたい。
という場合は、そのテーマに該当する記事だけを読むことも可能です。
メンバーシップ|教科書本体をまとめて読む
継続的に「モデルの教科書」を読みたい人のために、noteのメンバーシップも用意しています。
メンバーシップでは、「モデルの教科書」本体の記事をまとめて読むことができます。
月額は 3,960円(税込) です。
新しく公開される記事だけでなく、対象となる過去の教科書記事も読むことができます。
そのため、
「1つのテーマだけ知りたい人」は単体購入。
「モデルについて体系的に学びたい人」はメンバーシップ。
という使い分けができます。
資料・ツールは、教科書とは別です
「モデルの教科書」には、読むための記事とは別に、実際の作業で使う資料・ツールもあります。
たとえば、
チェックや診断に使う資料。
考えを整理するためのワークシート。
実践で使用するパッケージ資料。
などです。
これらは、
読むための知識ではなく、実際に使うための道具
として位置づけています。
そのため、7編49章の教科書本体には含めず、メンバーシップの読み放題対象にも含めていません。
資料・ツールは、それぞれ必要な人が個別に購入する形です。
「全部買わなければ学べない」教科書ではありません
モデルの教科書は、
最初から全記事を購入することを前提にはしていません。
無料記事から現在地を確認する。
必要なテーマだけ1記事読む。
もっと体系的に学びたくなったら、メンバーシップを利用する。
必要になったときだけ、資料やツールを使う。
それぞれの目的や段階に応じて選べるようにしています。
大切なのは、記事をたくさん購入することではありません。
今の自分に必要な情報を見つけ、実際の行動につなげること。
そのために、無料記事・教科書記事・メンバーシップ・資料という役割を分けています。
著者 Daisuke A
(安達大介)について
「モデルの教科書」を執筆しているのは、モデル講師 Daisuke A(安達大介) です。
1998年から国内外でモデルとして活動し、New York、Paris、Milano、Londonへ挑戦。
ミラノでは MAJOR MODEL MANAGEMENT に所属し、ファッションショー、広告、キャンペーンなどの仕事を経験してきました。
2003年頃からは、芸能・モデル事務所の依頼を受け、モデルの新人教育や海外進出指導に携わるようになります。
現在は 「モデルレッスン by OJI」 を主宰し、これからモデルを目指す人、新人モデル、事務所所属者、海外挑戦を目指すモデルなどを対象に指導しています。
また、ファッションブランド 六舞宴(ROKUBUEN) のディレクターとして、モデルを選ぶ側にも立っています。
「選ばれる側」と「選ぶ側」の両方から考える
Daisuke A自身も、モデルとして何度もオーディションに落ち、海外のモデル事務所に所属できなかった経験があります。
一方、現在は講師としてモデルを診るだけでなく、ブランド側としてモデルを選考する立場にもなりました。
そのため「モデルの教科書」では、
モデル本人がどう思っているか
だけではなく、
事務所・ブランド・クライアントなど、選ぶ側からどう見えているのか
という視点も重視しています。
20年以上の指導内容を、教科書として残す
モデルを教え始めてから20年以上。
その間に、
新人教育。
宣材写真。
ウォーキング・ポージング。
モデル事務所への所属準備。
海外挑戦。
撮影ディレクション。
など、さまざまな段階のモデルと関わってきました。
「モデルの教科書」は、そこで繰り返し伝えてきた内容を、そのまま経験談として残すのではなく、
なぜそう考えるのか。
どんな場合に使えるのか。
どう判断すればいいのか。
まで分解し、体系として整理するために制作しています。
モデルとして見られた経験。
講師として育ててきた経験。
ブランドとして選ぶ経験。
その複数の立場から得たものを、一つの教科書としてまとめています。


